GA4のトラフィックソースがわかるとどんな成果につながるの?ITが苦手な方にもわかりやすく解説します

GA4のトラフィックソースとは?中学生に説明するようにわかりやすく解説

トラッフィックソースとはアクセスの発生元のことで、どこから自社ページに来ているのかわかると集客戦略が立てられます。ここを超わかりやすく授業形式で解説します。でも、GA4では意外とつまづきやすい。これを読めばGA4のトラッフィックソースを理解して下記のような分析が可能になります。

  • どの広告キャンペーンが最も効果的なのか
  • どのソーシャルメディアからの流入が多いのか
  • どのページが人気なのか
  • どのような顧客層が多いのか
    など

GA4嫌いの解消の一助になればうれしいです。

目次

GA4のトラフィックソースってなに?

トラフィックソースの直訳すると「交通の発生元」です。
つまり、「どっからやってきたのかがわかる」

まるで探偵がつぶやく言葉みたい

君もWEBページやアプリへのアクセスするときは何かきっかけがあって検索をしたり、リンクを押したりしてそのページにたどり着くよね?

GA4のトラフィックソースはその「アクセスの発生元」を調べて、どこから訪れたのか、どんなきっかけでアクセスしたのかを教えてくれる便利な機能なんだよ。だから探偵機能と思って取り組んでみよう!

謎解きは大好きです

トラフィックソースを特定する時には、「ルート」と「スコープ」が重要なんだよ!

ルートと スコープ?

ルートは経路のこと。どこから来たのか?
スコープは範囲という意味。ユーザーの行動の範囲を表すものだよ。

トラッフィックのルート

アクセス元を把握します。アクセス元はチャネル(channel)に分類されます。チャネルとは、英語で「経路や道筋、ルート」を意味します。これはディメンションです。(ディメンションの説明は下でしているので確認してね)

  • オーガニック検索: Googleなどの検索エンジンから直接検索してアクセスした場合
  • ソーシャルメディア: FacebookやX(旧Twitter)などのソーシャルメディアからアクセスした場合
  • リファラートラフィック: 他のウェブサイトからのリンクをクリックしてアクセスした場合
  • キャンペーン: 広告キャンペーン(リスティング広告、ディスプレイ広告など)からアクセスした場合
  • その他: 上記以外の方法でアクセスした場合

トラッフィックソースのスコープ

トラッフィックソースには3つのスコープがあります。これが実はわかりづらい元凶かも・・。
これはトラフィックソースのディメンションをどの範囲で分析する指標なのかを表します。

  • ユーザー スコープ:ユーザーが最初にサイトやアプリにアクセスした時の情報
  • セッション スコープ:1回の訪問(セッション)の情報
  • イベント スコープ:特定のアクション(例えば、ボタンをクリックした時)の情報

どの範囲のデータを調べるかでスコープが変わるんだよ。

下記のようなイメージ。ユーザーの行動を見る場合はユーザーで、ユーザーの訪問の詳細を見るならセッション、ページの操作などを見るならイベントというイメージだね。

GA4のトラッフィックソースのスコープのイメージ図

なるほど。じゃあ、それぞれのスコープでどんな情報がわかるの?

それぞれのスコープでわかる情報はいろいろあるけど、代表的なのは以下の通りだよ。

ユーザー スコープ

  • どのウェブサイトやアプリから初めてアクセスしたのか
  • どの検索エンジンを使って検索したのか
  • どのソーシャルメディアからアクセスしたのか
  • どの広告をクリックしてアクセスしたのか

実際のGA4ではユーザーの流入元を確認できます。ユーザースコープのディメンションには常に「ユーザーの最初の」という言葉がつきます。ユーザー スコープの情報は「標準レポートのユーザー獲得」で確認できます。

ディメンションって何?

ディメンションとは「○○別に××見る」の「○○別」にあたる部分。つまり分析軸のこと。
指標(数字)と組み合わせて使うの。例えば
「ユーザーの最初の参照元」別に「セッション数」を見る、なら
「ユーザーの最初の参照元」がディメンション。ユーザーの最初の参照元を軸としてセッション数の指標を確認するといった感じで使うの

セッション スコープ

  • 今回の訪問ではどのウェブサイトやアプリからアクセスしたのか
  • 今回の訪問ではどのページを閲覧したのか
  • 今回の訪問ではどのくらい滞在したのか
  • 今回の訪問ではどのようなアクションを実行したのか

実際のGA4では新しいセッションを開始した新規ユーザーとリピーター両方のアクセス元を確認できます。セッションスコープのディメンションには常に「セッションの」という言葉がつきます。セッション スコープの情報は「標準レポートのトラフィック獲得」で確認できます。

イベント スコープ

  • どのボタンをクリックしたのか
  • どの動画を視聴したのか
  • どの商品を購入したのか

イベントスコープはコンバージョン イベントの貢献度を割り当てるのに役立ちます。イベント スコープのディメンションには決まってつく言葉はありません。イベントスコープの情報は「広告レポート」の「アトリビューション パス」や「アトリビューションモデル 」で確認できます。

すごい!こんなに色々な情報がわかるんですね!

そうだね。これらの情報を分析することで、
どこからのお客様が多いのか
どのようなきっかけでアクセスしているのか
どのような行動をしているのか
を知ることができるんだ。まさに探偵みたいでしょう?
このような情報を知ることで、もっと効果的なマーケティング活動をすることができるんだよ。

本当に謎解きをしているみたいです!じゃあ、GA4のトラフィックソースを使って、実際にはどんなことをするんですか?

例えば、下記のようなことができるよ

GA4のトラフィックソースを使うとできること

  • どの広告キャンペーンが最も効果的なのかを分析できる
  • どのソーシャルメディアからの流入が多いのかを分析できる
  • どのページが人気なのかを分析できる
  • どのような顧客層が多いのかを分析できる

お客さんの行動の謎を解くことはサイトやアプリをもっと良くするために、とても役立ちそうですね!

GA4のトラフィックソースは、マーケターにとってなくてはならないツールなんだ。ぜひ、色々な情報を分析して、もっと効果的なマーケティング活動を目指してみよう!

実際にGA4レポートでトラッフィックソースを見てみよう!

標準レポートにはユーザースコープとセッションスコープのレポートがそれぞれが用意されています。

ユーザースコープ

・ライフサイクル>集客> ユーザー獲得
ユーザーを獲得したチャネル(経路)ごとにセッション数、ユーザー数、イベント数などを確認できます。

GA4の標準レポートユーザー獲得


セッションスコープ

・ライフサイクル>集客> トラフィック獲得
セッションを獲得したチャネルごとにセッション数、ユーザー数、イベント数などを確認できます。

GA4の標準レポートトラフィック獲得レポート

補足:
・上記の説明は、中学生でも理解しやすいように、簡略化して説明しています。
・実際のGA4では、さらに多くの情報が提供されています。
・詳細については、Googleの公式ドキュメントを参照してください。
・データ探索ではスコープの違いで組み合わせることができないディメンションと指標があります。
 [GA4] アナリティクスのディメンションと指標

GA4のトラフィックソースとは?中学生に説明するようにわかりやすく解説

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