画像の圧縮やリサイズなど、商品画像の東特やブログ更新でよく使う作業なのに、「なんだかこのツール使いづらい…」と感じたことはありませんか?
私自身、これまでいくつかのオンライン画像圧縮ツールを使ってきましたが、
- 広告が多くて操作しづらい
- どこまでサーバーに保存されているのか不安
- リサイズと圧縮を同時にやりたいのにできない
- まとめてダウンロードしづらい
といった小さなストレスを使うたびに感じていました。
そんな時にもしかしたら自分で作れるかもと思い作ったのが、今回無料公開した WebP変換&リサイズツール です。
なぜ画像を軽くする必要があるのか?
ツールの説明の前に、そもそもなぜ画像を軽くする必要があるのかを説明します。
Webサイトの表示速度は、ユーザーの離脱率・SEO・CV(成果) に直結します。
特に画像はページ全体のデータ量の 60〜80% を占めるため、画像を軽くするだけでサイトのパフォーマンスが大きく改善できます。
画像を軽量化すると得られるメリット
ページの読み込み速度が速くなる
→ 表示が1秒遅くなると離脱率は約32%増加(Google調査)
SEOで評価されやすくなる
Core Web Vitals(LCP)改善に直結
→ Googleの順位にも影響する
ユーザビリティが上がり滞在時間が増える
特にスマホユーザーは読み込みが遅いだけで即離脱
サーバー容量・転送料の節約につながる
メディア運営者にとっては地味に大きいコスト削減
SNSやシェア時もプレビューが速く表示される
つまり
画像の最適化はすべてのWebサイトに必要な“基礎体力”といえるほど重要です。
なぜWebPに変換するべきなのか?
WebP(ウェッピー)は Googleが開発した次世代画像フォーマットで、以下の点で JPG / PNG より圧倒的に優れています。
✓ JPGより 25〜35% 軽い
しかも見た目はほとんど同じクオリティです。
✓ PNGより大幅に軽い(透明PNGもWebPで軽くなる)
✓ 透過・アニメーション・高圧縮に対応
「PNGじゃないと透明にできない」という時代はもう終わり。
✓ Core Web Vitalsを改善 → SEOで有利
Google公式が推奨している形式。
まとめると“画質そのままに、最も軽い形式 = WebP”です。
WebPの対応ブラウザ(最新情報)
webPは対応ブラウザの問題があり、以前はあまり広がっていませんでした。2025年12月現在、WebPはほぼすべての主要ブラウザで標準対応していますので多くのウェブサイトでも使われるようになっています。
| ブラウザ | WebP対応 | 備考 |
|---|---|---|
| Google Chrome | ✔ | フル対応 |
| Safari(iPhone/iPad含む) | ✔ | iOS 14+ / macOS Big Sur+ |
| Firefox | ✔ | フル対応 |
| Edge | ✔ | Chromiumベースでフル対応 |
| Androidブラウザ | ✔ | 全対応 |
| Opera | ✔ | フル対応 |
📌 事実上、すべてのユーザーがWebPを表示できます。
非対応ブラウザを気にする必要は、現在ほとんどありません。
なぜ自分で画像圧縮ツールを作ったのか
そんな事情からwebPの利用が多くなっていたのですが、クライアントから支給される画像はjpgやpngなどが多く、その画像を軽くしてサイトにアップロードすることが必要になりました。そこで画像圧縮やwebP変換ツールをいろいろ使っていたのですが、既存ツールのUIや仕様が、地味にストレスだったり、画像がサーバーにアップロードされるものも多くそこに不安を感じていました。
そこで、自分がつかいやすいと思うツールが作れない生成AIを使い作り始めました。
- ブラウザの中だけで完結すること
- 画像をサーバーに一切送らないこと
- 日常業務で本当に使いやすいUIであること
この3つを満たすことを最優先にして、自分用ツールとして作りました。
実際に使ってみるとかなり快適だったので、
「同じように困っている人にも使ってもらえたらいいな」と思い、無料で公開しています。
このWebP変換ツールの特徴

今回公開しているツールの特徴を、簡単にまとめるとこんな感じです。
1. ブラウザ処理のみ|画像はサーバーにアップロードされません
このツールは、画像をサーバーに送らず、ブラウザの中だけで処理が完結します。
- 画像の読み込み
- WebP変換
- 圧縮・リサイズ
- ZIPファイルの作成
これらはすべて、あなたのPC・ブラウザの中だけで行われます。
そのため、画像が当サイトのサーバーに保存されたり、外部に送信されることはありません。
🔐外に出したくない画像でも安心して使っていただけます。
2. WebP変換+圧縮+リサイズをまとめて実行
対応している画像形式は、以下のとおりです。
- JPG / JPEG
- PNG
- GIF
これらを まとめてWebP形式に変換できます。
さらに、
- 最大幅・最大高さを指定してリサイズ
- 画質(品質)をスライダーで調整
- 元サイズと新サイズ・削減率を一覧で表示
といった機能を1画面でまとめて操作できるので、
画像はリサイズしてから圧縮して、さらに別ツールで形式変換して…とやることいっぱい
のような、ツールのハシゴをしなくて済みます。
3. どれくらい軽くなったかが一目でわかる
変換後の一覧では、
- 変換後のファイルサイズ
- 元のファイルサイズ
- どれくらい削減できたか(何%削減か)
を行ごとに表示しています。
例:1,230 KB → 340 KB(約72%削減)
「ちゃんと軽くなっているか?」が一目で確認できるので、
ブログやLPのパフォーマンス改善の感覚もつかみやすくなります。
4. ZIPで一括ダウンロードできる
複数枚の画像を変換した場合は、
「すべて ZIP でダウンロード」ボタン から1クリックでまとめて保存できます。
- 1枚ずつ保存するのが面倒
- 毎回ダウンロードフォルダから選別するのが大変
といった小さな手間も減らせるようにしています。
使い方:3ステップでOK
ツールの使い方は、とてもシンプルです。
👉 ツール本体はこちら
ステップ1:画像を選択する
- 「ここに画像をドラッグ&ドロップ」に画像をドラッグする
または - 「ファイルを選択」から複数枚まとめて選択する
対応形式:JPG / PNG / GIF / WebP
ステップ2:リサイズと画質を調整する(必要な場合)
- 「リサイズを有効にする」にチェック
- 最大幅・最大高さを入力(どちらかを0にすると自動調整)
- 「WebP 画質」のスライダーで、品質を調整(初期値:85)
画質の目安:
- ブログやメディア用 → 75〜85
- ECの商品画像 → 85〜90
初期設定の「85」は、見た目をほとんど劣化させずにファイルサイズを削減できるバランスを意識しています。
ステップ3:変換してダウンロードする
- 「選択した画像を一括変換」ボタンをクリック
- 少し待つと、一覧に変換結果が表示されます
- 各行の「ダウンロード」リンクから個別保存
または - 「すべて ZIP でダウンロード」から一括保存
これで完了です。
どんな方に使ってもらえたら嬉しいか
このツールは特に、次のような方をイメージして作っています。
- ブログ・オウンドメディアの運営者
- LP・バナーなどを日常的に扱うWeb担当者
- ECサイトの画像を最適化したい方
- クライアント案件で、画像を外部サービスに上げたくない制約がある制作者
- 「とにかく簡単に、でもちゃんと軽くしたい」というすべてのマーケター
「画像をちゃんと軽くしたいけど、面倒なことは増やしたくない」そんな方の作業時間を、少しでも減らせたら嬉しいです。
Q&A:よくありそうな質問
Q. 画像は本当にサーバーに送信されませんか?
はい、送信されません。
このツールでは、画像の読み込み・変換・圧縮・ZIP生成などすべてをブラウザ内で行っています。
当サイトのサーバーには、画像データが送信・保存されることはありません。
Q. 商用サイトの画像にも使って大丈夫ですか?
はい、問題ありません。
このツールは無料で、商用・個人問わずお使いいただけます。
(ただし、変換に使用する元画像の権利については、各自ご自身でご確認ください)
Q. スマホからでも使えますか?
基本的にはPC利用を想定していますが、スマートフォンのブラウザからでも動作します。
ただし、
- 大量の画像
- 非常に大きい解像度の画像
を扱う場合は、メモリの関係でPCからの利用をおすすめします。
最後に:同じように困っていた方へ
もともとこれは、
「自分が楽をしたい」「自分の制作や運用をスムーズにしたい」というわがままから生まれたツールです。
ただ、実際に使ってみると予想以上に快適だったので、「これ、きっと同じように困っている人がいる」と思い、公開することにしました。
もし使ってみて、
- こんな機能があると嬉しい
- ここが少し使いづらかった
- こういうツールも欲しい
などあれば、ぜひSNSなどで教えていただけると、とても励みになります。
👉 ツールはこちらから利用できます:
https://dijital-doctor.com/converter/
少しでも、あなたの「画像まわりのモヤモヤ」を減らすお手伝いができたら嬉しいです。

